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下北沢に「居住型教育施設」 高校生から若手社会人が共同生活

外観イメージ

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 下北沢線路街に12月1日、居住型教育施設「レジデンシャル・カレッジ(名称未定)」(世田谷区代田5)が開業する。

施設で展開される教育のイメージ

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 運営はエイチラボ(目黒区)。同社は2011(平成23)年から高校生向け合宿型サマースクール事業を展開。これまでに延べ1600人以上の高校生が参加し、海外進学向け奨学金の設計・運営事業、レジデンシャル・カレッジ運営事業を手掛けた。

 同施設は、高校生、大学生、若手社会人を居住者として受け入れ、定期的に講義や研修などを居住者向けに開催する。居住者がそれぞれの高校・大学・職場などでの経験を持ち寄って互いに学び合い、他者との共同生活の中で、知識・技能の応用力、問題発見・解決に挑む力、主体的なリーダーシップを育むことを目的とする。5階建てで室数は102室。食堂を1つ設ける。

 同社広報の河合道雄さんは「居住者が互いの専門領域について学び合うリベラルアーツセミナーや、それぞれの問題・関心をプロジェクトにして問題解決や探究に挑戦するプログラムを提供予定。高校生から社会人まで同居して一緒に生活する中で、たくさんの交流と対話が生まれるため、毎日何かしらの企画が開催され、学びと発見のある日常が繰り広げられる」と話す。

 地域に開かれた場所にすることで、周辺地域に貢献する活動や、企業から提供されたテーマを教材としたプログラムも予定する。

 河合さんは「特定の学校にひも付けずに多世代が学び合う、新しいコンセプトの学び舎(や)を作る試み。伝統があり多様性豊かな下北沢に根差したものになるように努めていきたい」と意気込む。

 開校は4月。1期生の募集は11月下旬から。

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