下北沢にカレー専門店「大阪マドラス22号店」（世田谷区北沢2）がオープンして1カ月がたった。

「大阪マドラス22号店」外観

　「マドラスカレー」は1988（昭和63）年に大阪・日本橋で創業。味にほれ込んだ俳優の北村一輝さんが、自ら経営者となり、2019（平成31）年に赤坂、2021年4月に下北沢と吉祥寺に出店した。

　看板メニュー「大阪マドラスカレー」（880円）のルーは30種類のスパイスと4種類のフルーツを1週間かけて煮込んだもので、生卵をトッピングする。付け合わせには、沖縄料理のイナムルチと、ニンジンを刻んだキャロットラペを用意する。マドラスフーズカンパニー営業開発部の池本祐也さんによると、イナムルチは沖縄出身である北村さんの母親直伝のレシピがベースという。

　ドリンクメニューは、関西では定番の飲み物（池本さん）という「大阪ミックスジュース」「大阪ミルクセーキ」「ひやしあめ」（以上、250円）を用意する。

　自ら調理場にも立つという池本さんは「大阪マドラスカレーは最初は甘く、後から辛さがやってくる、味の変化が多いカレー。最初はそのまま味わい、途中で生卵を崩してマイルドな味を楽しんでほしい。辛味が欲しい方は卓上のスパイスを使ってほしい」と話す。

　北村さんも打ち合わせや、食事のためにしばしば訪れるという同店。店内装飾は北村さんと付き合いのあるテレビドラマ美術スタッフが手掛けたという。

　営業時間は11時～23時。テークアウト販売にも対応する。