「江戸糸あやつり人形 結城座」による人形劇「変身」が、5月29日から下北沢の劇場「ザ・スズナリ」(世田谷区北沢1)で、上演される。
結城座は1635年(寛永12)に初代結城孫三郎が旗揚げした400年近い歴史を持つ糸操り人形の劇団で、「国記録選択無形民俗文化財」「東京都の無形文化財」に指定されている。
当日は、2022年初演の「変身」を上演。ある日目覚めると虫になっていたグレゴール・ザムザと家族を巡るフランツ・カフカの有名文学作品を原作に、劇団温泉ドラゴン代表のシライケイタさんが脚本と演出を手がけ、谷原菜摘子さんが手がけた人形を十三代目結城孫三郎さんや三代目両川船遊さんらが操る。初演とは異なり、中央の舞台を客席が挟む、対面形式での上演となる。
結城さんは「今回の公演では初演時とは異なる新しい試みを盛り込んでいる。大幅に虫の人形を作り直し、舞台の構造も変更した。今までにない表現方法に取り組み、挑戦している」と話す。
上演開始時間は、5月29日=19時30分、30日=14時と19時30分、31日=14時、6月1日=13時と18時30分、2日=14時。31日と1日は終演後にアフタートークも行われる。
チケットの価格は、一般=5,600円、DM会員先行予約 =5,300円、ペア=1万500円、U30=3,300円、学生=2,000円。結城座ホームページなどで販売する。