古民家で三島由紀夫の戯曲を上演-俳優は60歳以上の女性中心

福岡での公演より。撮影は柳千春さん

福岡での公演より。撮影は柳千春さん

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 松陰神社前駅西口の古民家「松陰コモンズ」(世田谷区世田谷4)で12月21日~23日、三島由紀夫原作、劇団山の手事情社の倉品淳子さん構成・演出による公演「よろぼし」が上演される。

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 同公演はエイブル・アート・ジャパンと明治安田生命が開催する舞台芸術フェスティバル「エイブルアート・オンステージ コラボ・シアター・フェスティバル」のプログラムのひとつで、福岡のボランティアグループ「お遊び助っ人企画」による企画。原作は三島由紀夫の「弱法師(よろぼし)」。

 公募された60歳以上の女性15人と倉品さんとのワークショップをもとに、今年4月、福岡のマンションの一室で公演が行われた。東京バージョンとなる今回の公演では、福岡公演時の出演者を中心に12人が登場。築150年の古民家の和室を舞台に使う。「コラボ・シアター・フェスティバル」制作の長津結一郎さんは「『母と子』というテーマにふさわしい舞台が選ばれている」と話す。

 倉品さんは同公演について、演出ノートに「作業をすすめていくうち、母親という世にも悲しい生き物の姿が浮かび上がってきた。これは、このワークショップに参加してくれた15人の母親たちとの共同作業から生まれたものにほかならない」とつづっている。

 入場料は。前売り一般1,800円ほか。開演時間は12月21日=18時、22日=19時、23日=13時・17時。21日18時と23日13時の公演はすでに満席になっている。問い合わせ・申し込みはエイブル・アート・ジャパン事務局(TEL 03-3364-2140)まで。

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