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下北沢のバー「フェアグラウンド」が「0円パスタ」 毎日2時間限定で

店長の両角さんの自信作という「5種のトマトのポモドーロ」。「バーテンダーなら、おいしい酒とおいしいパスタを作れるものです」(両角さん)

店長の両角さんの自信作という「5種のトマトのポモドーロ」。「バーテンダーなら、おいしい酒とおいしいパスタを作れるものです」(両角さん)

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 下北沢南口のバー「Fairground(フェアグラウンド)」(世田谷区北沢2、TEL 03-3411-2739)が2月から、2時間限定でパスタを0円で提供する「BAR ゴハンプロジェクト」を行っている。

落ち着いた雰囲気の店内

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 18時~20時のオーダーで、パスタを0円で提供。別途、チャージ(540円)とドリンク(540円~)が必要だが、パスタは通常メニューと同じもので約20種類から選べる。

 同店を経営する「atcf(アズザクロウフライ)」(武蔵野市)の企画室長・吉田まりこさんはプロジェクトのきっかけについて、「バーは敷居が高いイメージがあり、なかなか扉を押して入りづらい。気軽に入ってもらうためのきっかけになればと思い企画した。一人で食事をする『孤食』の解消も目指している」と話す。同社が展開する都内10店舗全てのバーでプロジェクトを行っており、「目黒リパブリック」(品川区)では100円ピザ、「ヴィンサント」(渋谷区)では100円プロシュートサンドなどを提供する。

 店長の両角(もろずみ)真太さんは「常連さんから、死ぬ前に最後に食べたいのはここのパスタと言われるほど当店のパスタは人気メニュー。気軽に食べられる値段で提供したかった」という。「一人で食事をするより、バーテンダーや客同士で会話を楽しみながら食事するほうがいい。食事を共有することで、客同士も壁がなくなり話しやすくなっているように感じる」とも。おすすめは「甘さと酸味のバランスを生み出すのに試行錯誤した」という「5種のトマトのポモドーロ」、「みその風味がアルコールに合う」という「みそ入りカルボナーラ」(以上864円)など。

 同店のオープンは1989年。2011年から同社が経営を引き継いだ。「何十年も通っている方もいらっしゃり、客層は大人世代が中心。酒をゆっくりと味わう人が多い。このサービスが、バーをより楽しんでいただくためのものになれば」と両角さん。

 営業時間は18時~翌3時(日曜・祝日は24時まで)。

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