「世田谷美術館」(世田谷区砧公園1)で2月25日から、全3回の連続講座「夢と綺想(きそう)の球体-澁澤龍彦」が始まった。主催は世田谷文学館(世田谷区下馬4、TEL 03-5374-9111)。
同講座は、2017年秋に開催予定の企画展「澁澤龍彦展」(仮称)のプレイベントで、展覧会会期中に連続講座の後期を開催予定。主催は世田谷文学館。館長の菅野昭正さんは、「没後30年の澁澤さんに精通した講師を招き、連続講座を開催することになった」と語る。
全3回の講師とテーマは以下の通り。4日=仏文学者の巖谷國士さん「澁澤龍彦の宇宙誌」、18日=世田谷美術館館長の酒井忠康さん「澁澤龍彦の想像の画廊」、25日=作家の中沢けいさん「澁澤龍彦と70年代の高校生」。
4日の回は20代から年配層までの来場者で満席となった。世田谷文学館の広報担当者は「スライドを使った視覚に訴える講義で、巌谷先生の分かりやすいお話に、場内から笑い声が聞こえていた」と振り返る。
参加費は500円。現在、25日の回のみ参加を受け付けている。申し込み方法はハガキで、世田谷文学館に今月11日必着。定員は150人。