下北沢南口の劇場「ザ・スズナリ」（世田谷区北沢1、TEL 03-3469-0511）で現在、劇団「猫のホテル」の公演「イメチェン～服従するは我にあり～」が行われている。

　劇作家・演出家の千葉雅子さんが主宰する同劇団は今年で結成20周年を迎えた。ドラマ「医龍3」などテレビや映画でも活躍する池田鉄洋さんも所属。同公演は2年半ぶりの本公演となり、演出に劇団「ピチチ5」の福原充則さんを迎え、2001年に上演した「イメチェン」を再演する。出演者は猫のホテルの劇団員のみ10人。

同公演は、地方のたたき上げの土建屋が、愛人とともに政界でのし上がり、その後、凋落（ちょうらく）する姿を描く。見どころについて、千葉さんは「彼らに巻き込まれる人間たちの悲喜こもごもを織り交ぜて、昭和の人間の生き様をお見せする」と話す。「会場は5年ぶりのザ・スズナリ。年の瀬の忙しい時期だが、観劇納めにぜひ足を運んでいただければ」とも。

　開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、指定席＝前売り4,500円・当日4,800円、自由席＝前売り3,700円・当日4,000円。今月29日まで。