下北沢駅の「仮南口」が3月25日、廃止される。
2019年3月末に完成予定の新駅舎建て替え工事に伴うもので、京王井の頭線橋梁架け替え、世田谷区の駅前広場工事が進められる。仮南口の廃止に備え仮北口は3月24日、終日使用停止となり改修工事が行われる。これにより、仮北口の改札口を1通路増設し、改札口前のスペースを広げる。
仮南口は地下化前から「南口」と呼ばれ、待ち合わせスポットとしてこれまで多くの人でにぎわってきた。仮南口前の飲食店で働く30代女性の一人は「駅が便利になる反面、駅周辺はどんどん下北沢らしさがなくなってきて悲しい。改札口が変わることで人の流れも変わるので店の営業も心配」と話す。
3月25日以降、改札口はしばらく既存の「南西口」と「仮北口」の2つのみとなる。最終的には現在の「南西口」に加え、南北仮通路付近に新設される「東口」、小田急線と井の頭線との乗り換え口として新設される「中央口」の3つとなる。
小田急電鉄下北沢工事事務所の担当者によると、東口は2019年2月~3月、中央口も同3月頃に供用を始める見込みという。