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下北沢のエスニック料理店が3周年 「飲食でインドを支援」女性スタッフら奮闘

アジア各地から取り寄せた素材を使ったエスニック料理

アジア各地から取り寄せた素材を使ったエスニック料理

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 下北沢のエスニック料理店「Cafe&Bar Ethical」(世田谷区北沢2、TEL 03-5592-6537)がオープンから3年を迎えた。

同店の女性スタッフたち

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 インドのフリースクール運営や東日本大震災支援などを行うNPO法人「オンザロード」が運営する同店。寄付だけに依存しない独立採算型の運営を目指し、売り上げの一部をインドのバラナシで運営するフリースクール「マザーベイビースクール」や、宮城県石巻市のゲストハウス「ロングビーチハウス」の運用費に充てている。

 女性スタッフが中心となり、生き生きと働く同店。スタッフらで手作りしたという東南アジア・リゾートをイメージした内装、アジア各地から取り寄せた素材を使ったエスニック料理などが特徴で、女性客を中心ににぎわっている。

 店長を務める同NPO事務局長の岡本舞子さんは、「まさに暗中模索の3年間だった」と振り返る。寄付文化が一般的ではない日本で、飲食をすることで支援につながる仕組みを考えるも、最初は難航を極めたという。

 「NPO法人として前代未聞の挑戦で、飲食店を運営することが初めてだったということもあり、1年目は赤字だった。さまざまな人に助けられ、2年目から経営がうまく行くようになり、利益が出た月は3~5万円ほどをインドのフリースクールに送金できるようになった」と言う。

 店では毎月、さまざまなイベントやワークショップを開催してきた。同NPOの理事長で作家の高橋歩さんと音楽イベントプロデューサーの小橋賢児さんによるトークイベント、石巻市の日本酒やホタテを仕入れて提供する復興支援などを行い、「ワークショップを行った主催者から『お金はいらないから、インドの子どもに寄付をしてほしい』と言われることもあった」と岡本さん。EXILEのUSAさんとも親交があり、USAさんはフリースクールを訪ねにインドへ渡ったこともあるという。

 「インドに限らず世界には数多くのNPO法人があるが、数年のうちに運営難になり撤退してく。うちは小さいNPO法人だが、15年間インドと関わってきた。それは現地のスタッフや、賛同してくれる方々のおかげ。下北沢にも賛同してくれる人が増えており、今後は日本とインドの架け橋となるシンボルのような場所になることが目標。より多くの人たちに、インドのことを発信していきたい」と意気込む。

 営業時間は11時30分~翌1時(金曜・土曜・祝前日は翌3時まで)。

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