下北沢のカフェ「Seven Colors」(世田谷区北沢2、TEL 050-5872-7324)で現在、「冬の世田谷オペラプレート」が期間限定で提供されている。
今回の制作メンバー。左から吉田さん、磯崎さん、山田さん、山本さん
同メニューは、東京観光専門学校カフェサービス学科2年生の山田和海(やまだますみ)さんが卒業制作のために考案した。山田さんは「コーヒーが好きな人にも、そうでない人にも、もっとコーヒーを身近に感じてもらいたい」という思いから、豆の個性を楽しむ「食べるコーヒー」を提案するメニューの制作に臨んだという。冬の夜空をイメージしたスイーツは、オペラ、コーヒーチョコバー、ブッセがワンプレートに盛り込まれている。
「オペラにはルワンダ産の豆を使ったエスプレッソを使い、かんきつ系のフルーティーな味わいを感じられるようしている。コーヒーチョコバーは、ザクザクとした豆の触感と香りを楽しんでもらうために、コロンビア産の豆をローストし、そのまま砕いてチョコレートに混ぜ込んだ。ブッセは、生地と生クリームにブラジル産のフレンチローストの豆を配合し、ほかの2つよりも軽い仕上がりを目指した」とこだわりを話す。
パティシエの山本佳成さん、同店マネジャーの吉田直矢さん、スイーツプロデューサーの磯崎舞さんが監修を務めた。山本さんは「短い期間の中で、よくここまで仕上げたと思う。スイーツと聞くと少し重いイメージを持たれる方もいるかもしれないが、食後のデザートでもぺろりと食べられる軽さがある。コーヒーにも合うように作り込んであるので、温かい飲み物と一緒に楽しんでもらいたい」と話す。
インスタグラムのハッシュタグ「#パティシエカメラ部」と連動し、店で「パティシエカメラ部」と伝えると、山田さんが制作したコーヒーに合うオリジナルスイーツレシピ付きのポストカードが進呈される。店内には同メニューを食べた人が感想を書き込める「冬の世田谷オペラプレート連絡帳」も設置している。
山田さんは「実際にお店で販売してもらうに当たり、味や見た目だけでなく、スイーツのサイズ感にもこだわった。Seven Colorsのファンの方も、たまたま立ち寄った方も、このプレートを通してコーヒーのおいしさを知ってくれたら」と話す。
価格は780円。営業時間は11時30分~24時。