下北沢に日本料理店-国内外で修業を積んだ料理長が開く

高村真さん。旅館や高級料亭などで経験を積んできた

高村真さん。旅館や高級料亭などで経験を積んできた

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 下北沢北口の一番街商店街に3月31日、日本料理店「割烹 高むら」(世田谷区北沢3、TEL 03-3469-8173)がオープンした。

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 オーナー兼料理長は高村真さん。高村さんは1971(昭和46)年生まれ。20歳から6年間、すし職人として修行を重ね、その後は日本料理の道へ。国内のさまざまな土地を回った。ドイツの日本料理店で3年間修業するなど海外での経験も。2008年にワシントンのケネディセンターで開催されたジャパンフェスティバルでは、ホワイトハウスからの来客も含めた多くの人々を前にディナーを担当したこともある。高村さんは現在4人の弟子を持ち、同店オープンには「弟子が独立に向けて勉強できる場を作りたい」という思いがあったという。

 店舗面積は約15坪。席数はカウンター、テーブル席、座敷を合わせて24席。使用する米は、長野県産のこしひかりをふるいにかけ、2ミリ以上の大きさのものを集めた「粒ぞろい」のもの。コース料金は3,800円と5,500円。季節により、フグやスッポンなどの「高級食材」もコース料理の中で提供する予定だという。高村さんは「なるべく低価格でおいしいものを提供していきたい。懐が痛まず、料理の味を楽しむにはベストな金額では」と話す。

 扱う日本酒は全国的に知られていない「無名のもの」ばかり。「無名であっても『隠れた名酒』は日本全国にたくさん存在する。食の欧米化で日本酒や日本食離れが進んでいるが、料理の味に合う酒を用意し、日本酒と日本料理の楽しさを多くの人に知ってもらいたい」(高村さん)。

 営業時間は18時~(閉店時間は未定)。

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