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下北沢の有名コーヒー店、「向かい店のドーナツ持ち込み可」の理由は?

スペシャリティコーヒー豆を使った「ジブラルタル」(350円)と、「はらドーナッツ」の「サトウキビ」(130円)

スペシャリティコーヒー豆を使った「ジブラルタル」(350円)と、「はらドーナッツ」の「サトウキビ」(130円)

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 下北沢一番街商店街のコーヒー店「BEAR POND ESPRSSO(ベア・ポンド・エスプレッソ)」(世田谷区北沢2、TEL 03-5454-2486)では、開店当初から向かいの「はらドーナッツ 下北沢店」(北沢3 、TEL 03-6416-8280)のドーナツを「持ち込み可」にしている。この理由を店主の田中勝幸さんに聞いた。

ラテアートを作る田中さん

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 同店では、店頭に「はらドーナッツとBEAR PONDドリンクを一緒に楽しんでください」というポップを貼り出している。「これはビジネス的なコラボレーションではなく、ローカルルールの一つ。ただ、お互いの店がお互いの責任でおいしいものを出し合い、客が足を運んでそれを買う。それにチャージなんて取らない」と田中さん。同店はたびたび雑誌などのメディアに取り上げられる有名店だが、田中さんは「ローカルの人間にだけ売れればいい」とも話す。

 「下北沢に住んでいなくても、『ここの店がなくちゃ困る』というローカルマインドを持った人に向けて商売をしたい。下北沢は個人商店も多くて、外の人間からすると閉鎖的な街に見えるかもしれない。でも、ローカルルールを作ることはローカルの人々の得につながる」(田中さん)。

 持ち込みは、「はらドーナッツ 下北沢店」の商品のみ可。客のプライバシー保護のため無断の撮影行為は禁止。営業時間は不定。火曜定休。

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