カレー専門店「TOKYO SPICE CURRY赤と黒 下北沢店」(世田谷区北沢2、TEL 03-6751-0656)が下北沢にオープンして1カ月がたった。運営はスパイス・ガレージ(新宿区)。
荻窪店の姉妹店としてオープンし、下北沢のバー「下北沢wastedtime」に間借りをして昼間に営業する。同社社長の竹田康博さんは「下北沢はカレーの文化が根付いており、若者のパワーがある。ライブハウスや演劇などの発信拠点でもあり、新しい何かを生み出す刺激になると考えていた」と話す。
カレーは小麦粉を使わず、20種類以上のスパイスを調合する。「『銀座デリー』の流れをくむ、薬膳カレーとカシミールカレーの2つが主力。サラサラとしてスープカレーのようでお米と合う。毎日食べてももたれない。下北沢にはないタイプのカレーだと思う」と竹田さん。
メニューは「赤の薬膳カレー」「黒のカシミールカレー」「インドカレー」(以上1,000円)、「赤と黒のあいがけ」(1,500円)など。カレーの上には、パクチーやタンドリーチキンを添える。デリバリーを行うほか、通販サイトでは「レトルトチキンカレー」(350円)も販売する。
ゲームセンター、トレーディングカードショップ、Jリーグのチームなど異業種とのコラボ企画も展開する同店。竹田さんは「常に新しいことを積極的に発信し、飲食からいろいろなつながりを求め続けている。新型コロナウイルスの影響で、バー、ライブハウス、劇場など下北沢ならではの風景が変わってしまわないように、予防はしながらも熱は持ち続けたい。常にプラス思考の攻めのカレー屋でいたい」と意気込む。
営業時間は11時~15時。コロナウイルス対策として店員のマスク・手袋の着用、手洗い・消毒の徹底を行って営業している。現在、コロナウイルスの影響で間借り先のバーが営業を自粛しているため、不定期で17時~20時(テークアウト、デリバリーは21時まで)の夜営業も行っている。