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下北沢で公演予定の舞台、支援募る 「演劇を見に行く自由を守りたい」

初演「シン・デレラ」

初演「シン・デレラ」

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 下北沢の劇場「OFF・OFFシアター」(世田谷区北沢2)で7月2日~8日に上演予定の舞台「シン・デレラ」「デレラ ~クイーン・オブ・モンスターズ~」の公演応援プロジェクトが現在、クラウドファンディングサイト「Motion Gallery」で展開されている。

「デレラ ~クイーン・オブ・モンスターズ~」

 オリジナル脚本のほか、おとぎ話をベースにした脚本などを得意とする劇団「藤一色」による2本立ての舞台。同劇団は、新型コロナウイルスによる影響を考慮し、稽古場の消毒や、キャストの手洗いうがい・マスク着用を徹底するなどのほか、50~60人を想定していた客席数を20人程度まで減らし、物販コーナーや終演後のキャストによる見送りなども中止を決定した。

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 これらの事情により当初見込んでいた収益が大幅に下がることが予想され、劇団自体が「再起不能に陥(おちい)る可能性もある」ことから5月18日、クラウドファンディングを立ち上げた。

 同劇団主宰の加藤広祐さんは「毎日毎時間、SNSなどで飛び交う情報にため息する日々。憂鬱(ゆううつ)で、不安ばかり募っていく。正直、お金のことを中心に考えたら、すぐさま公演をやめる。それでもなお上演することを選ぶ理由は、演劇を見に行く自由を守りたいから」と話す。

 支援のリターンには、「公演映像」「公演ご招待パスポート」「新作短編戯曲書きおろし」などを用意する。

 「座組を集めるとき、感染症について不安から参加を辞退された方や、『劇場には行けないから今回は残念だけど』と観劇を断念された方がいた。そんな方々にも、少しでも劇場に行った気分を味わっていただきたいので、物販の全部盛りや公演映像の撮り方など、リターン内容も吟味していきたい。情勢を鑑みて、公演自体への批判も覚悟していたが、ありがたいことにプロジェクト開始のお知らせをしてから連日、さまざまな方に応援いただいている」と劇団員の藤屋安実さん。

 予約開始は状況を考慮し、「上演を約束できるようになってからの予定だが、無事に公演をお届けできることを祈っている」と期待を込め、「リターンで、劇場に行かなくても楽しんでいただけるようなものを精いっぱい用意させていただくが、同時に『ライブ感』が演劇の面白さとして外せない要素であるとも考えている。目に見えないウイルスとの戦いに『絶対』は有り得ないが、お客さまに安心してご来場いただくためにも、私たちの最大限の力をもって感染防止策に取り組んでいきたい」とも。

 募集期間は7月13日まで。

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