下北沢の中古デジタル家電店「じゃんぱら下北沢店」（世田谷区北沢2）が9月中に閉店する。

「じゃんぱら下北沢店」内観

　2015（平成27）年にオープンし、デジタル・ガジェットの中古買い取り・販売を手掛けてきたが、テナントの契約期間満了に伴い閉店することとなった。

　同店店長は「閉店に伴い、お客様より残念なお声を頂く機会があり、申し訳なさを感じつつも5年間にわたってご愛顧いただき、大変感謝をしている」と話す。

　同店では、スマートフォンやタブレット端末を中心に、ノートパソコン、カメラ、ヘッドホン、サプライ商品などを取り扱っており、家電店の少ない下北沢エリアで住民や来街者から重宝されてきた。30代の近隣住民男性は「中古のスマホなどを探しに、店前を通る度に入っていたので残念」と肩を落とす。

　店長は「駅周辺の改装や、特色あふれるさまざまな店舗の出店など、変化を続ける下北沢の姿を間近で見ながら、活気ある商店街でお客さまを身近に感じて営業ができたことをうれしく思う。下北沢から少々遠のいてしまうが、渋谷、吉祥寺、新宿など近隣店舗もあるので、近くにお立ち寄りの際はご利用いただければ」と呼び掛ける。

　営業時間は11時30分～20時。閉店日は決まり次第、店頭や通販サイトで発表する。